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当神社について

当神社は全国鴨
(加茂)社の総本宮で
弥生中期より祭祀を行う
日本最古の神社の一つです。

主祭神
阿遅志貴高日子根命
(迦毛之大御神)
事代主命
阿治須岐速雄命
下照姫命・天稚彦命

御祭神

本殿
天文十二年
室町時代
西暦一五四三年再建
(国指定重要文化財)

主祭神の阿遅志貴高日子根命(あぢしきたかひこねのみこと)亦の名を迦毛之大御神(かものおおみかみ:「大御神」と名のつく神様は天照大御神、伊邪那岐大御神と三神しかおられません。)と申され、死した神をも甦らせることができる御神力の強き神様であられます。
それゆえ病気平癒、初宮、大祓い等、甦りに関する信仰が深く、また人の歩む道を目覚めさせてくださる神様として全国より篤く御崇敬を受けております。

(※画像の御本殿は、拝殿建替え時のもので現在の背景とは異なります)

阿遅須伎高日子根の命の御魂を
葛木の鴨の神奈備に坐せ
~皇孫の命の近き守り神と貢り
(出雲国造神賀詞)

「カモ」は「カミ」と同源であり「カモす」という言葉から派生し、「気」が放出している様子を表しています。
当神社の神域は鉱脈の上にあることも重なり、多くの「気」が出ていることでも有名です。夏場に参詣されますと、涼しく感じられるのはその為です。
「気」は身体にたいへん良く、ぜひ神域を巡られて神様の「気」をお受けになられ、心身共によみがえられることをお祈り申し上げます。

ご由緒について

この地は大和の名門の豪族である鴨の一族の発祥の地で本社はその鴨族が守護神として祀った社の一つであります
『延喜式』神名帳には「高鴨阿治須岐詫彦根命(たかかもあじすきたかひこねのみこと)神社」とみえ、月次・相嘗・新嘗の祭には官幣に預かる名神大社で、 最高の社格をもつ神社でありました。清和天皇貞観元(859)年正月には、大和の名社である大神神社や大和大国魂神社とならんで従二位の御神階にあった本社の 御祭神もともに従一位に叙せられましたが、それほどの由緒をもつ古社であります。

弥生中期、鴨族の一部はこの丘陵から大和平野の西南端今の御所市に移り、葛城川の岸辺に鴨都波神社をまつって水稲生活をはじめました。また東持田の地に移った一派も葛木御歳神社を中心に、同じく水稲耕作に入りました。そのため一般に本社を上鴨社、御歳神社を中鴨社、鴨都波神社を下鴨社と呼ぶように なりましたが、ともに鴨一族の神社であります。このほか鴨の一族はひろく全国に分布し、その地で鴨族の神を祀りました。賀茂(加茂・賀毛)を郡名にするものが安芸・ 播磨・美濃・三河・佐渡の国にみられ、郷村名にいたっては数十におよびます。中でも京都の賀茂大社は有名ですが、本社はそれら賀茂社の総社にあたります。
(※画像の御本殿は、拝殿建替え時のもので現在の背景とは異なります)