夏越しの大祓
夏越しの大祓
(茅の輪くぐり)
「 大祓 」は私たちが日常生活の中で
知らず識らずに犯した罪や穢れを祓い除き
新たな清々しい気持ちで 明るく正しく
日々の生活が行えるよう祈願する大切な神事です。
日常の生活を繰り返していると
自然と気力が失われてゆくことを
「気枯れ(ケガレ)」といい
古来より人の悪口を言うことや羨むことも
「罪」と考えられ私たちは心身ともに清め
非日常的な神事を通じ神様に近づくことで
神様の「気」をいただき
気力を増して生活してきました。
大祓は、その為に罪や穢れを人形に移して
祓い除くという我が国伝統の神事として
当神社でも毎年二回、旧暦六月の「夏越しの祓」
と十二月の「年越しの祓」が行われています。
人形配流神事
延喜式(平安中期編纂)には大祓の人形のは配流は長崎県の壱岐・対馬・静岡県の伊豆にて行うと記されております。高鴨神社では七月晦日(旧暦水無月)に神事斎行の後、古式に則量り皆様方の人形を八月上旬に壱岐の島に持ち運び、御祭事のもと謹みて配流させて頂いております。